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今日の岩手県は一日中大雨でした。
2017.07.23
今日の岩手県は一日中大雨でした。今のところ大きな被害は出ていないようですが、秋田県では河川の氾濫や土砂崩れもあったようです。
先日の九州北部豪雨の被害もあったばかりですし、昨年の岩手・岩泉での台風災害はまだ大きな爪痕を残しています。森林は水源涵養の効果が期待できますが、あまりにも雨量が多いと限界を超えてしまいます。
早期の復旧を祈っております。
ところで漆の木は基本的に山林に植栽します。かつては漆畑といって畑に植えて管理して育てていましたが、明治の頃から国産漆の需要が急速に減り、漆を植栽する場合は山林に植えるようになります。本当は漆掻きがしやすい場所がいいのですが、急斜面や山奥などに植えられる場合が多いです。
漆も山の恵みの一つであり、このような自然災害や天候によって生産が左右されることも多いのです。
雨が降ると原則漆掻きは行いません。無理に漆を採ると雨水が混じり漆自体の品質も低下しますし、木にとってもよくありません。人間と同じように傷口が化膿して樹勢が弱くなってしまうのです。
漆も他の農林水産物と同様、自然環境に影響されることが多いのです。